・尿にたんぱくが混じるということは、腎臓に障害があることを示しています。尿たんぱくが続く病気として代表的なものは、慢性腎炎や糖尿病による腎障害です。腎臓の機能が徐々に低下すると、透析を受けなければならなくなる可能性もあります。

・尿潜血反応は、尿に血液が混じっている（血尿）かを調べる検査です。代表的な原因として、慢性腎炎、尿路結石、がんなどがあります。尿は腎臓で作られ、尿管、膀胱、尿道を通って体外に排出されます。これらのどこから出血しても、尿潜血反応は陽性になります。

健康診断で指摘されたり、尿に血が混じっていたら、泌尿器科へご相談ください。また、年に一度は検査を受けてご自身の健康状態をチェックしましょう。

膀胱炎は、トイレを我慢することが多かったり、ストレスや疲労が蓄積したり、過度なダイエットで免疫力が低下したり、体が冷えたり、水分を摂る習慣がなかったりすることで発症しやすくなります。

特に女性は、尿道が男性よりも短いため、細菌が膀胱に入りやすい体の構造のため、男性に比べて膀胱炎になる確率が高いとされています。膀胱炎は、皆様にとってとても身近な病気で、ほとんどの女性が一生に一度は経験すること言わるほどです。

泌尿器疾患については、恥ずかしさなどから症状を我慢してしまう方が多いようですが、お気軽にご相談ください。泌尿器科では、問診、尿検査、超音波検査などを行い、膀胱炎を診断します。一般的に、薬物療法で改善できることが多いです。水曜日の午後（14:30～18:00）には、女性の泌尿器科医が診察を行っています。何か質問があれば、どうぞお気軽にお尋ねください。